妖怪の用語集

へけ

ペケペケ

 水木しげるの漫画『ゲゲゲの鬼太郎』に登場するキャラクター、ねずみ男の本名。
 『鬼太郎地獄編』(1987)にて、ねずみ男という呼称がじつは個人名ではなく種族の名前だったらしいことが発覚しました。ねずみ男(ペケペケ)の母によれば、ペケペケとは南方語で「クソ」の意だそうです。

へん

変化へんげ

 妖怪の同義語、あるいは類義語。
 動物などが姿を変えて現われたもの、化け物のこと。『日本妖怪変化史』の著者である江馬務は、化けるものを「変化」、化けないものを「妖怪」として、両者は意義が異なるのだと主張しました。また、変化の化け方に着目し、そのものの能力によって現世で化ける「現世的」と、死後に別の姿になる「輪廻的」に大別。そして、それぞれをさらに「精神的」「具体的」に分ける分類法を提示していました。

主な参考資料

[文献]
『日本妖怪変化史』(中公文庫BIBLIO) 江馬務 中央公論新社 2004

索引

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