妖怪の同義語、あるいは類義語。
動物などが姿を変えて現われたもの、化け物のこと。『日本妖怪変化史』の著者である江馬務は、化けるものを「変化」、化けないものを「妖怪」として、両者は意義が異なるのだと主張しました。また、変化の化け方に着目し、そのものの能力によって現世で化ける「現世的」と、死後に別の姿になる「輪廻的」に大別。そして、それぞれをさらに「精神的」「具体的」に分ける分類法を提示していました。
主な参考資料
[文献]
『日本妖怪変化史』(中公文庫BIBLIO) 江馬務 中央公論新社 2004