神霊や精霊などの霊的存在と直接交流する宗教的能力者。
トランス状態になることで霊と交流し、予言、託宣、卜占、治療、祭儀などを行います。このようなシャーマンを中心とした宗教形態をシャーマニズムといいます。シャーマンには、自身の霊魂を身体から離脱させて他界へ行く脱魂型(エクスタシー)と、自身の身体に霊を憑かせる憑霊型(ポゼッション)があります。ちなみに、シャーマンという呼称の語源はツングース族の職能者であるサマンだとされています。
主な参考資料
[文献]
『魔法事典』: 119-121ページ 山北篤 新紀元社 1998
『現代宗教事典』: 185-188ページ 井上順孝 編 弘文堂 2005