妖怪が集う遊宴
妖怪の用語集

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かい

かい

①怪しいこと、怪異や妖怪、化け物などを表す一字。
 例えば、狐、狸、犬、猫などの妖怪を「動物の怪」、水中や水辺に現れる妖怪を「水の怪」などという。

世界妖怪協会公認の妖怪マガジン。
 1997年に『季刊 怪』として創刊し、2001年に『怪』へリニューアル。第零号からvol.0053まで、全54号が角川書店から刊行された。水木しげるの「神秘家列伝」、京極夏彦の「巷説百物語」、村上健司の「妖怪ウォーカー」といった連載作品の他、「妖怪人類学フィールドワーク」と題して、世界各地の妖怪文化を紹介する特集があった。2019年に『幽』と合併して『怪と幽』が創刊されている。

怪異かいい

 不思議であること。怪しいこと。

かいゆう

 KADOKAWAから刊行されているお化けの総合誌。
 2019年に『怪』『幽』を合併して創刊された。

かい」ラヂヲ ~妖怪ようかい周辺しゅうへん

 妖怪マガジン『怪』によるラジオ番組。
 2007年から2008年までTBSラジオで放送された。パーソナリティを務める妖怪推進委員会肝煎の京極夏彦、世話役の村上健司、『怪』編集長の郡司聡が、毎回テーマを掲げてトークを繰り広げる。「水木しげる」「鳥山石燕」のように妖怪と関わりの深いテーマが話される回もあれば、「昔の特撮」「ゆるい怪獣」、さらには「菓子パン」がテーマの回もあった。

かか

仮怪かかい

 井上円了の妖怪学における、妖怪の分類項目の1つ。
 実怪の一種。人為的でもなく偶然でもなく、自然に起こる妖怪のこと。自然的妖怪ともいう。妖怪ではあるが、講究すれば通常の道理に基づいていると分かる。たとえ現在の人知では解明できずとも、今後の人知の進歩によってその理を知ることができるという。仮怪のうち、物の上に現ずるものは物怪、心の上に現ずるものは心怪とされる。

主な参考資料

[文献]
『井上円了・妖怪学全集』第1巻: 281-285ページ 井上円了 柏書房 1999

かき

餓鬼道がきどう

 仏教における六道の1つ。
 生前に貪欲な性質だった者が餓鬼道に生まれ、飢えや渇きに絶えず苦しめられる。餓鬼道に落ちた亡者(餓鬼)は痩せて腹だけが膨れた姿をしているという。施餓鬼や盂蘭盆では餓鬼の供養が行われる。

かす

画図百鬼夜行がずひゃっきやぎょう

 安永5年(1776年)春に刊行された鳥山石燕の妖怪画集。
 前篇 陰、前篇 陽、前篇 風の3巻から成る。掲載妖怪は木魅、河童、垢嘗、釣瓶火、手の目、ぬらりひょん、ぬっぺっぽうなど。妖怪絵巻や『古今百物語評判』などに見られる妖怪が多い。

主な参考資料

[文献]
『鳥山石燕 画図百鬼夜行』 高田衛 監修、稲田篤信 田中直日 編 国書刊行会 1992

かつ

河童かっぱ三平さんぺい

 水木しげるの漫画作品。
 河童にそっくりな少年・河原三平が、河童やタヌキと交流する物語。作者の水木は本作を描く以前、兄の子供に「河童のカー坊」という話を即興で語っていたという。そのときに語った話を基にして1955年に作成した紙芝居が『河童の三平』の初出となった。その後、1961年・62年に貸本漫画として発表され、1966年に「月刊ぼくら」、1968年・69年には「週刊少年サンデー」で連載された(「ぼくら」では『カッパの三平』という表記)。

主な参考資料

[文献]
『最新版 妖怪まんだら 水木しげるの世界』(ビッグマンスペシャル): 44-45ページ 世界文化社 2010

カッパの三平さんぺい

 水木しげるの漫画『河童の三平』を原作とするアニメ映画。
 にっかつ児童映画株式会社が製作。1993年に公開された。

主な参考資料

[Webページ]
日活 - カッパの三平

河童かっぱ三平さんぺい 妖怪大作戦ようかいだいさくせん

 水木しげるの漫画『河童の三平』を原作とする特撮テレビドラマ。
 河原三平が河童のカン子や六兵衛とともに、母を捜すために旅をする。1968年・69年に放送された作品。

かみ

かみ毛針けばり

 水木しげるの漫画『ゲゲゲの鬼太郎』のキャラクターである鬼太郎の技の1つ。
 髪の毛を針のようにして敵に発射する。「妖怪大戦争」(1966)で初めて披露されたが、そのときは念力を使いすぎてしまい、髪の毛が残り3本になるまで打ち続けて気絶してしまった。

主な参考資料

[文献]
『ゲゲゲの鬼太郎 謎全史』: 36ページ 水木しげる 監修、村上健司 佐々木卓 著 JTB 2002

から

カランコロンのうた

 アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』の主題歌(エンディング曲)。
 作詞は水木しげる。作曲はいずみたく。第1期では加藤みどりとみすず児童合唱団、第2期では加藤みどりとコロムビアゆりかご会、第4期では憂歌団が歌った。歌詞では、下駄の音とともに現われ、虫たちに讃えられて去って行くという、鬼太郎の神秘的な側面が描かれている。

かん

感染呪術かんせんじゅじゅつ

 触れていたものは離れた後も互いに影響し合うという考えに基づく呪術。
 身体から離れた髪や爪、手元を離れた服や所持品などを、加護や攻撃に使う。『金枝篇』の著者であるイギリスの人類学者ジェームズ・フレイザーが提唱した用語。

主な参考資料

[文献]
『魔法事典』: 63-64ページ 山北篤 新紀元社 1998

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