妖怪が集う遊宴
妖怪の用語集

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とう

等活地獄とうかつじごく

 八大地獄のうち、第1の地獄
 殺生を犯した者が落ちる。獄卒によって体を裂かれて殺されるが、涼風が吹くと再生され、また同じ責め苦が繰り返されるという。

桃山人夜話とうさんじんやわ

絵本百物語

とお

遠野物語とおのものがたり

 柳田国男の著書。
 岩手県遠野市で語られていた話を佐々木喜善から聞書きし、1910年に刊行した。オクナイサマ・オシラサマといった神に関する逸話や、ザシキワラシ・河童・天狗といった妖怪に関する逸話などが収録されている。体験者の実名の記載が多いことも本書の特徴である。序文には「国内の山村にして遠野よりさらに物深き所にはまた無数の山神山人の伝説あるべし。願わくはこれを語りて平地人を戦慄せしめよ」とあり、柳田の熱意が感じられる。

主な参考資料

[文献]
『新版 遠野物語 付・遠野物語拾遺』(角川ソフィア文庫) 柳田国男 角川学芸出版 2004

とし

歳徳神としとくじん

 その年の福徳を司るとされる陰陽道の神。
 歳徳神のいる方角を恵方や明きの方といい、万事に吉だとされる。年神ともいう。この神が輸入される以前にも日本には固有の年神がいた。年神は穀神だったと考えられ、それが歳徳神と習合されたのだという。愛媛県の怒和島では、大晦日の夜、氏神様の後ろに「金の神の火」と呼ばれる火が下がるとされる。地元ではそれを歳徳神が来られた合図と捉えているらしい。

主な参考資料

[文献]
『日本民俗學辭典』:747ページ 中山太郎 編 昭和書房 1933
『妖怪談義』(講談社学術文庫): 214-215ページ 柳田國男 講談社 1977

とら

トランス状態じょうたい

 霊媒が、霊能を発揮するためになる催眠状態。
 霊的存在と対話する際や、そうした存在を自身の身体に憑かせるため、あるいは脱魂を行う目的でトランス状態に入る。入神状態とも呼ばれる。

主な参考資料

[文献]
『魔法事典』: 201-202ページ 山北篤 新紀元社 1998

河童

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