妖怪が集う遊宴
妖怪の用語集

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いさ

いざなぎりゅう

 高知県香美市物部に伝わる民間信仰。
 陰陽道、神道、修験道などが習合した信仰であり、太夫たゆう博士はかしょと呼ばれる祈祷師によって祭祀が行われる。祭壇に立てられる御幣は神の姿を表しており、その形は多様で、500以上の種類がある。また、祭文も様々なものが伝承されていて、そのうちの1つである「いざなぎ祭文」によれば、いざなぎ流の祈祷は天中姫が天竺のいざなぎ大王から伝授されたものだという。

主な参考資料

[文献]
『陰陽道の本』(Books Esoterica): 79-86ページ 学習研究社 1993
『日本妖怪大事典』: 162ページ 水木しげる 画、村上健司 編著 角川書店 2005

[Webページ]
NHK - NHKアーカイブス - いざなぎ流

いの

稲生物怪録いのうもののけろく

 江戸時代に備後国三次の稲生武太夫という少年が体験した妖怪談。
 寛延2年(西暦1749年)、武太夫が比熊山で百物語をしたことをきっかけに、彼の暮らす屋敷に様々な妖怪が出没するようになる。妖怪たちの猛威は毎日続いたが、豪胆な武太夫は動じなかった。そして1ヶ月が経った日、妖怪の頭である山本五郎左衛門が武太夫の前に現れ、彼の勇気を讃えると、妖怪たちを引き連れて去っていったという。この逸話は国学者・平田篤胤の紹介によって周知のものとなった。

主な参考資料

[文献]
『図説 妖怪画の系譜』(ふくろうの本): 16-18ページ 兵庫県立歴史博物館、京都国際マンガミュージアム 編 河出書房新社 2009

いる

異類いるい

 人間以外の存在。
 動物や妖怪などのこと。

異類求婚譚いるいきゅうこんたん

異類婚姻譚

異類婚姻譚いるいこんいんたん

 人間が異類と婚姻する昔話群。
 鶴女房や蛤女房のように異類を女性とする場合と、蛇婿入りや河童婿入りのように異類を男性とする場合とがある。異類求婚譚ともいう。

河童

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