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叢原火/宗源火

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【そうげんび】

 『新御伽婢子』(1683)に掲載されている妖怪。

叢原火の伝承・逸話

京都府

 『新御伽婢子』(1683)にある話。
 壬生寺地蔵堂に宗玄という悪僧がいた。散銭や灯油を盗んでは売っていたが、その罪障によって死んで怪火となったという。

 鳥山石燕の『画図百鬼夜行』(1776)にも掲載されている。

〇叢原火
洛外西院の南 壬生寺のほとりにあり 俗これを朱雀の宗源火といふ

『画図百鬼夜行』前篇 陽 鳥山石燕 1776


『画図百鬼夜行』前篇 陽「叢原火」 鳥山石燕 1776

主な参考資料

[文献]
『鳥山石燕 画図百鬼夜行』: 51ページ 高田衛 監修、稲田篤信 田中直日 編 国書刊行会 1992
『妖怪事典』: 204ページ 村上健司 毎日新聞社 2000

白沢

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