【こだま】
日本各地に伝わる、樹木の精霊や神。
木魅の伝承・逸話
東京都
八丈島では木霊の宿る木をキタマギと呼ぶ。
また、三根村辺りではキダマサマと呼ばれる木の精霊が伝えられており、木の伐採をするときには祭を行うのだという。
木魅の画図
江戸時代の妖怪図鑑として知られる鳥山石燕の『画図百鬼夜行』(1776)で、最初に紹介されている記念すべき怪が、この木魅である。石燕は木から現れる老人の姿を描いている。
〇木魅
百年の樹には神ありてかたちをあらはすといふ
『画図百鬼夜行』前篇 陰 鳥山石燕 1776
|

『画図百鬼夜行』前篇 陰「木魅」 鳥山石燕 1776
|