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狐火

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【きつねび】

 沖縄県以外の日本各地に伝わる妖怪。

狐火の概要

 狐が灯すという怪火。

 尾を打ち合わせることで火を灯すとか、吐く息が光るとか、光る玉を持っているといった伝承がある。行列して出没する狐火は「狐の嫁入り」と呼ばれる。

狐火の伝承・逸話

東京都

 王子稲荷の狐火が有名。
 大晦日の夜、関八州の狐たちが集まって火を灯すのだという。里人はその狐火の流れで農作の吉凶を占っていた。


『画図百鬼夜行』前篇 陰「狐火」 鳥山石燕 1776


『名所江戸百景』「王子装束ゑの木 大晦日の狐火」 歌川広重 1857

主な参考資料

[文献]
『鳥山石燕 画図百鬼夜行』: 42ページ 高田衛 監修、稲田篤信 田中直日 編 国書刊行会 1992
『妖怪事典』: 134ページ 村上健司 毎日新聞社 2000

白沢

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